だが、自分には運が無かった。

残念ながら、妹は居なかったのだ。

そこで僕は考えた。

妹が居なければ、妹を作ればいいのではないかと?

しかし、妹を作るなんて馬鹿な事はノーベル賞を受賞する天才科学者でも発言しない。

僕が考え出した答えは、理想の妹に限りなく近い女性を見つけ、妹にする事だった。

これを僕は、"お兄ちゃんプロジェクト"と名付けた。