空side

柚杏、どこに行った?

俺は、ずっと柚杏を探していた。

お昼ご飯を一緒食べようと購買に行って

パンを買いに行っている間に柚杏は姿を消した。

あいつは体が弱いのに勝手に行くこともなかった。

スマホは置いてあるからどっか行った?


「おい!柚杏を見なかったか?」

「平原さんだったら女子達が平原さんを連れ体育館裏の倉庫に行ったよ。」


まさかとは思っていたが体育館裏の倉庫に

連れてかられとは思ってなかった。

待っていろよ柚杏。

俺は急いで柚杏を助けに行った。

先生に事情を説明し体育館裏の倉庫の鍵を借りた。

体育館裏の倉庫に着いた。

「おい!柚杏、聞こえるだったら返事してくれ!」


返事はなかった。

俺は急いで倉庫の鍵を開けて柚杏を探した。

そして柚杏を見つけた。

「柚杏!おい、しっかりしろう!」

少しだけど脱水症状になっていた。

俺は柚杏をお姫様抱っこして急いで

保健室まで連れて行った後に救急車で運ばれた。

柚杏side

誰れ?私の名前を呼ぶのは?誰なの?


「ここはどこ?」

私はいつの間にか病院に運ばれていた。

「柚杏!大丈夫か?」

私が目を覚まして声をかけてくれたのが空くんだった。

ずっと側に居てくれていたんだと思って嬉しくて涙が零れていた。

「今、先生呼ぶな!」

そして先生が来て話しを聞いた。

軽い脱水症状だったからよかったけど重症だったら大変だったよ。


私は今日の出来こどを話すことにした。


「そっか、犯人はあいつらだから明日、先生に話すことにするから安心して休め。」

そう言ってくれただけで嬉しかった。

笑顔で頭を撫でてくれた。

先生には今日、1日だけ入院してそれから落ち着いた頃に学校に行きなさいといわれた。

あとから母が来て空くんが私の母に事情を説明してくれた。

母は空くんにお礼を言ってくれた。

「じゃあ、ゆっくり休み。明日、迎えに行くから。」


そう言って帰っていった。