『ロボットの分際で』……?





分際ってなに?






ロボットは差別を受けるの?






…違うだろ。






生まれなんて、関係ない。





なにも関係ないだろ……!






「はぁっ…? 『ロボットの分際』? なんだそれ。意味わかんねぇ」







「ひ……っ、ご…っごめんなさい…っ」






謝れ、なんて言ったか?






てかお前なんでそんな怯えてるわけ?






「お前…怯えすぎじゃね? 何もしねーよ。嫌がるようなことは」






ほっとしたように彼女は安堵の息を吐いた。





それから5日後ぐらいだった。






彼女が病院に運ばれたのは。