「あの....すみません」

声をかけられ、そちらを見ると
とってもかっこいい男の子がいた

私は思わず固まってしまった


その男の子はにっこり笑いながら
少しずつ私に近づいてくる


「晴君.....!」

私はバッとベンチから立つと
その男の子に近づく


髪の毛は延びて 去年より
大人びていたけれど、そこにいる彼は
紛れもなく私が恋をした晴君で。