すると、

「明.....?」

私を呼ぶ声が聞こえた
その声は まさしく
私の聞きたかった人の声で...

バッと振り返るとそこには晴君が

「晴君.....!」

「わっ!どうしたの?明」

「私、晴君に会いに来たの」

「えっ?」

「明日の朝にはいないって聞いたから。
私はどうしても もう一度晴君に
会いたかった、その寂しそうな表情の理由も教えてほしかったの.....!」

私がそう言っている間、
晴君が口を挟むことはなかった


「私は...私は.....!晴君が.......!」


そこまで言ったとき、不意に
晴君にギュッと抱き締められた