柚香「ごめん…」
亜蓮「え?」
何がごめんなの?
柚香「迷惑かけたじゃん…」
亜蓮「…は?」
俺は驚いて低い声を出してしまった。
それにビクッと反応した柚。
柚香「…ごめん」
亜蓮「あのね、俺怒ってないよ?つか、なんでごめんなの?迷惑かけられた覚えないんだけど」
柚香「…この間、生理の時は迷惑かけるってネットでみたの」
はぁ…そんなことか。
亜蓮「あのねぇ、嫌ならとっくに別れてるし、そもそも柚が弱い所を見せてくれてるだけで嬉しいんだよ?」
柚は昔から強がりだった。
だから弱い所を見せてくれるってことは俺を信用してくれてる証拠だと思ってる。
でも弱い所を見せてくれる方が好きとかじゃない、柚は柚、俺はどんな柚でも好きだ。
柚香「…亜蓮…」
また腕の力を強くした柚。
亜蓮「ん、俺はここに居るから」
俺は絶対柚から離れない。