「ごめん。亮介。その気持ちには答えられないよ...。」

「俺のこと、好きになれそうもない?」

「好きとかそうじゃなくて...今までみたいな嫉妬とか独占欲とかそういうものが一切ない綺麗な関係が好きだったの。」

「嫉妬なんてさせない。ずっと麗のそばにいる。」

「ううん。だめだよ。」





友達から恋人になる人はこの世に五万といるだろう。


でも、私たちはそうなっちゃいけなかった。


そういう、不思議な関係だったのだ。



Fin.