「うーん……難しい……」

そう私が呟くと不意に私の方に影が伸びる。

「どこが難しい?」

見上げるとすぐ側に紅の顔があった。

ドキッ……!

「え、えと、ここ……」

「ああこれか、ここはなぁこの所に……」

近い近い……!!
すぐ側に紅の整った顔があって心臓が早鐘を打つ。

最近紅を意識してるから余計に……!

「……な、妃奈! 」

「っえ、えと何?」

紅の声で意識が戻される。

「ちゃんと聞いてたか?」

「あー……よく分からない」

「全く……もう1回説明するからな」

そう言ってまた教えてくれる。
紅の説明の仕方わかりやすいな……いっそ紅が先生になっちゃえばいいのに←

「となると……ここはこう?」

「せーかい、やれば出来るじゃん」

わしゃわしゃと頭を撫でられ私の心臓はまた早くなる。

私、紅にドキドキしてる……?