「手加減してよ? 私一応女なんだし」
「はいはい、じゃあやるか!」
「俺達もやろうぜ!」
雷火さんの掛け声でいっせいに始まる。
紅の動き素早い……あっという間に1回撃たれてしまう。
「あああ無理だって!!」
「え、なんで俺3人にやられなきゃいけないの?!」
紫夕さんが後ろで焦ったような声を出す。
……可哀想←
「そうだ、妃奈鬼ごっこしながらやってみよーぜ! 俺のこと撃ってみな!」
そう言って紅は外へ駆け出す。
はあああ?! 鬼ごっこ?!
無理無理無理男女の力の差をあの人は分かってない!()
「ちょっと行ってくる!」
「はーい、いってら!」
相変わらず胡桃は紫夕さんに撃とうと必死になっている。
校庭へ駆け出すと紅がいた。
なにあのバカにした顔……完全に煽ってるなこれ!
「ほーら撃ってみな!」
色んなところに当てようとするけど速すぎて中々当たらない。
「あれ、あの子外部の子じゃん可愛いって有名な」
「あら紅様もいるわよ! 見に行きましょ」
闘っていたらまさかのほかの人たちまで見ようと校庭に出てくる。
「おおっと我が生徒会長と外部入学生が闘ってるぞ?! 結果はどうなる?!」
いつのまに司会の人いたの?!←
「おらよっと!」
「っあ」
パンッとまた1発撃たれてしまう。
あああこのままじゃ負けちゃう!
