私は恐る恐る制服のリボンを取る。
その、血で汚れたらあれだし……まってこれ下着見えるじゃん(((((

あああもう!腹をくくれ!

「下着見えるけど……絶対見ないでよ?!!」

今絶対私顔がトマトだ恥ずかしい……

「はいはい……じゃあ吸うぞ」

体をグイッと引っ張られて紅の胸にすっぽり入る。
すぐに紅の息遣いがあたってくすぐったい。
どうしよ、めっちゃ心臓ドキドキしてる……!!

「いただきます」

次の瞬間首に鋭い痛みが走る。


……いったああああああああ?!

え、ちょなにこれ?!いったあああ!
ちょ痛い痛い痛い(泣)
血管に思い切りブスっていってるよおおお(泣)

「おい……妃奈半泣きじゃん無理ならいいんだぞ?」

「い、いいの……!! ほらもっと血吸っていいよ!!」

痛いけど……我慢我慢!!

「……やばかったら言えよ」

そう言って紅は血を吸い続ける。
痛いけど……だんだん意識がふわふわしてきたような……

ジュルジュル吸ってる音がなんだか気になって心臓が飛び出す寸前。