「じゃあ次は吸血鬼について話そうかな。吸血鬼はたまに暴走を起こす」
「暴走……??」
「“フラッシュ”って言ってね、吸血鬼にとっては頭が真っ白になって自我を失う状態になるんだ」
そーなんだ……
「大体この状態になるのは、吸血による飢餓状態、過去のトラウマなど……色々あるけど多いのは飢餓状態かな。 この状態になれば怪我人は多く出る、実際学園でなった奴がいて怪我人は出たし大騒動だったな」
「え、怖すぎない……?」
「まあその時は“ヴァンパイアハンター”が何とかしてくれるしな」
「ヴァンパイアハンター……??」
「吸血鬼がフラッシュになった時、麻酔銃とかで眠らせたりする奴らのことかな、大体の奴らが吸血鬼を好んでない」
「そーなんだ……色々と複雑」
「お前も他の吸血鬼には気をつけろよ?」
「分かった」
「まあこんな感じかな、常に俺の隣にいるように」
「え、なんでよ」
「そりゃあ他の吸血鬼に狙われないためだ。 俺達のそばに居れば襲われたとしても俺達は強いから殺れるし」
「あー……」
女子からの視線めっちゃ怖いとか言えない!!()
「お話色々とありがとう、じゃあこれで」
「おお待て待て、一緒に帰ろーぜ」
