うーん、李華ならわかってくれると思うんだけどなぁ。


とりあえず電話してみるか。


『電話してみるね?』


プルルルプルルル──────



「もしもし千華お姉ちゃん?」


繋がった!!


『もしもし李華?あのさ、今日廉斗の家に泊まりたいんだけど』

「あ〜はいはい、お友達って言っとくね」


まだ全然話してないのに理解してくれたみたい。

さすが私の妹だ。


『うん、ごめんねよろしく!』

「いい夜を過ごしなよ〜」


そう言って李華がブチッと電話を切った。


いい夜って……エスパー?