秘密の恋

私は廉斗の白衣をぎゅっと握って胸に顔をうずめる。

なんで、廉斗を疑ったりしてたんだろ……。


『ごめん、ごめんなさい。疑ったりしてごめんなさい……』

やば、泣けてきた……。


「ふっ……俺の前では泣き虫だね?千華ちゃん」

ポンポンと頭を撫でてくれて抱きしめてくれるんだけど、なんで匂いがついたのかが気になってくる。


『なんで匂い移っちゃったの?』

「コケそうになったとこを受け止めた」


そ、そんなドジな一面があったとは。

以外だなぁ。
しっかりしたクールビューティなお姉さんってイメージだったんだけど。