「それで、先程は何と言ったか?」
「あ、はい…。このドレスが陛下からの贈り物だと、先程メイドからお聞きしました」
「ほぅ…。それで?」
そ、それで…?
もしかして、仕事を邪魔したから怒っていらっしゃるのかな。
心の中でそう思いながらも、続きの言葉を口にする。
「このように素敵なドレス……ありがとうございます」
深々と頭を下げると、長い黒髪が顔の前で揺れる。
陛下は何も言わずに、鋭い視線だけを感じる。
……えっと。
恐る恐る顔を上げる。
陛下は未だに私の方をジッと見つめている。
「へ……陛下?」
ここまで無言だと、逆に心配になって来た。
「……だ」
「え?」
始めの言葉を上手く聞き取れず。
思わず聞き返した。
「想像通りだと言ったのだ」
「想像通り……ですか」
それは一体どうゆう意味なのだろう。



