暴君陛下の愛したメイドⅠ《修正版》




「それで、先程は何と言ったか?」


「あ、はい…。このドレスが陛下からの贈り物だと、先程メイドからお聞きしました」


「ほぅ…。それで?」


そ、それで…?


もしかして、仕事を邪魔したから怒っていらっしゃるのかな。


心の中でそう思いながらも、続きの言葉を口にする。


「このように素敵なドレス……ありがとうございます」


深々と頭を下げると、長い黒髪が顔の前で揺れる。


陛下は何も言わずに、鋭い視線だけを感じる。


……えっと。


恐る恐る顔を上げる。


陛下は未だに私の方をジッと見つめている。


「へ……陛下?」


ここまで無言だと、逆に心配になって来た。


「……だ」


「え?」


始めの言葉を上手く聞き取れず。


思わず聞き返した。


「想像通りだと言ったのだ」


「想像通り……ですか」


それは一体どうゆう意味なのだろう。