初恋チェリー






「「……」」



な、なんか微妙に気まずい…。

なんか喋ってよ!なんて思ってると



「お前でも好きなヤツ出来んのな!」


「ほんっと一言余計!」



コイツは茶化すことしか出来んのか⁉︎


あたしは足で加藤の足を軽く蹴る。



「いった!野蛮な女はモテねーぞ」

「余計なお世話でーす」



そしてあたしの最寄りに着く。

和泉の最寄りの隣の駅だからあっという間だ。



「じゃあね」



あっかんべーして電車から降りる。

するとはあ⁉︎みたいな顔をしてる加藤が見えて思わず笑ってしまう。



加藤はどうしてああいう言い方しかできないんだろう!

顔はいいんだから優しくすればモテそうなのに。




残念な男だ!