「お前は深田先輩が好きなんだな?」
加藤の言う通り今更否定したってもう遅い。
認めるしかない。
「……うん、好き」
さっきのことを思い出して顔が赤くなってくる。
それにさっき言いかけてたのって『好き?』だよね?
もし加藤がこなかったらあたしーー。
「…俺にはそういう顔しないよな」
「どういう顔よ」
無言で近付いてくる加藤。
なんだかいつもと雰囲気が違くて
「ちょっ、なーーーっ⁉︎」
ーーーーーーはっ?
え?
まって??
あたし、今加藤にキーーー
ーガタッ!!
あたしは咄嗟に立ち上がってカッと顔が赤くなる。
「そういう顔」
「な、な、な、なにして…っ」
「……ムカつく」
それだけ言うと教室から出て行った加藤。
あたし、今加藤にキス、された…?
え????
どういうこと⁉︎
しばらくあたしはその場から動けなかった。
