初恋チェリー







そしてまた運動部が片付けとして呼び出される。

その他の生徒は帰るので未唯とは打ち上げでまた会うので一旦バイバイをした。

準備同様マネージャーは机などの片付けになる。



「お疲れ様ー!」

「お疲れ様〜!凛めっちゃ速かった!」

「ありがとう」



和泉のクラスは4位という結果だったから2人とも何とも言えないね、なんて笑いながら机とかを片付けていた。



早く帰りたい、打ち上げに行きたいという気持ちからか片付けがすぐに終わった。


また部活ごとに呼び出されて解散となった。




他の部員と前を歩く先輩。


ああ…。

あたしハチマキ貰えないんだな…。

誰と交換するんだろ…。


それに100メートル1位おめでとうございますだって、リレー速かったですだって言えてない…。


他の先輩いる中で声かける勇気なんかない。

もう言うタイミングなんかないよ…。




「ーー。ーーん。りーん!」

「はへ⁉︎」

「なにその変な声。ずっと話し掛けてるのに全然反応ないんだもん」

「ご、ごめん」




あたしと和泉は教室に荷物を取りに行く。

1年生は1番上の階だから体育祭で疲れた体にはとてもキツイ。


登ってると降りてくる加藤達1年男バスに会った。

エナメルからはみ出したハチマキを見てみるとーー

あれ?加藤ハチマキ黄色のままだ。


あの子声掛けなかったのかな?



「お疲れ〜またげつよ…じゃなくて火曜日ね〜」


「じゃあねー!」



男バス1年に挨拶をしてあたし達は登る。