初恋チェリー







「「お疲れ様でした!!」」



そしていつもと変わらない今日が終わる。


あたしと和泉は体育館のモップ掛けが残っているので2人で倉庫に向かう。



「まだ5月と言えど室内は暑いね〜」


「んね〜」



和泉と会話しながら体育館から出て行く深田先輩をチラッと見る。

タオルで汗を拭いてる姿さえもカッコいい…!

2人で他愛のない会話しながらモップを掛けてると



「ねー!2人とも!」



ゾロゾロと制服姿の男バスの1年が近付いてくる。

話しかけてきたのは加藤。



「あ!もしかして?」

「そうそう!来るべ?」

「もち!」



親指を立てて見せる。



「じゃあ、いつもんとこな!」

「はいよ〜」

「また後で」



ヒラヒラと手を振るあたしと男バス1年。