初恋チェリー






そして午後も盛り上がりいよいよ最後の選抜リレー。


3学年同じクラス同士チームになって1年生から3年生までバトンを繋いでいくもの。

これで勝敗が分かれることもあるらしく、点数も他の競技に比べて若干高い。



先輩もいるかな?って練習の時思ったけどいなかった。

…絶対速いのになんでだろう。



なんて思ってたら



「悠月サンキューな!」

「…本当ありえない」


なんて会話が後ろから聞こえてくる。

なにごと⁉︎

バッと後ろを見ると先輩とこないだ一緒にいた男の人が話していた。



「いや〜まじ相田(先輩の担任)がエントリーさせてたらしい!しょうがねーよ!一番速いんだから」



話の内容的に先輩出るってこと…?

やばい!嬉しい!



「でも俺練習出てねーよ?」


「なんとかなるっしょ!…あ!凛子ちゃん!」



男の人があたしに気付いて手をヒラヒラと振ってくるのであたしはペコっとお辞儀をする。



「ねー俺、充っていうの!充先輩って呼んで!」



急に⁉︎



「変なこと言わせようとすんなよ」

「いやだってこないだ名乗ってなかったし、こんな可愛い子に充先輩って言われたら幸せじゃん!」



いや可愛くないけど何言ってるの⁉︎



「東雲、言わなくていいから」


「はい…」



その充先輩は先輩に押されて2年生の並ぶところに座った。

あ、2人とも出るんだ…と思ったら先輩とこないだ一緒にいた女の人1人もいてその3人と周りの女の人たちは楽しそうに話し始めた。




一々嫉妬してめんどくさい女だな…。