午後になってあたしは燃えていた。
「暑苦しい」なんて隣にいる未唯に言われても気にしない。
ちゃんと先輩にアピールしてく!
そんなあたしが燃えてることに気付いた加藤が
「何燃えてんの。選抜?」
「え、あ、まあ、そんな、とこ?」
まさかの加藤に話しかけられると思ってなくてつい動揺しちゃった。
「何動揺してんだよ」
「あー!てか」
ちょいちょいとしゃがむよう手で合図する。
そしてしゃがんだ加藤の耳元で
「和泉と荒井くんの写真ありがとう」
と言った。
他の人にバレたらいけないからね!
よーし!
午後も頑張ろう!!
「…悪いね。鈍感なもので」
「な⁉︎知って⁉︎」
「クラスで知らない人の方が少ない」
「まじかよ…はぁ…」
あたしの後ろでそんな会話があったとは燃えているあたしは知るわけもなかった。
