あたし達はなんとアンカーにされてしまったのだ。
初めはどうなるかと思ったけど走って見ると意外と速くて先生に「アンカーね」と言われてしまい…。
「アンカー緊張する!」
負けちゃいそう…。
周りを見ても速いと噂されてる人たちだらけで始まる前からマイナスなことばっかり思っちゃう。
「大丈夫だろ。お前意外と速いし」
「何。そんな事言うの珍しいじゃん」
「お前なあ俺のことなんだと思ってんだよ」
「性格悪男」
隣から「ふざけんな」って聞こえるけど
「ありがとね。加藤のおかげで緊張ちょっとだけどっかいった」
「…急に素直になんなよ」
加藤の世話になったとか気に入らないけど今は感謝する。
そしていよいよ回ってきたあたしたちの番。
順位は2位。
1位とは少し差があって3位とは割と僅差。
そして加藤がバトンを受け取ってあたしたちは「せーの!」で走り出す。
