「あずさ、今の話、本当に本当なの!?」

「だからそう言ってるでしょ。」

「だって信じられないよ、奏くんが私とデートしてくれるなんて。」


花月と緑川くんが結婚をした後、飲み友達になったけど、私は奏くんに何も伝えることができていなかった。そんな私にとっては奏くんとデートできるなんて夢のような話。

「ほら、勝負服一緒に選んであげるから買い物に行くよ。」

「あ、待ってよ、あずさ。」