なんとか皆へのクリスマスプレゼントが買えた。でも……聖さん、受け取ってくれるかな……?

「もう…屋敷着いちゃった。」


重たい気持ちで敷地内へ入る。裏庭に行って頭冷やそう……。
―――――――――――――

ここの花はいつ見ても落ち着く。綺麗に手入れされてるんだな…。


「…花月…?」
「聖さん……。」


聖さんの元へ走っていくと私の体を抱きしめてくれた。


「昨日は…あんなこと言ってごめんなさい。それに嘘ついて……ごめんなさい。」
「……。」

「私……聖さんのこと傷つけた……。だから、私にできることならなんでもするから……何か償わせてほしい…。」

「…なんでも……?」



それがきっと私ができる聖さんへのせめてものお詫び。



「…それなら……今夜花月をーーーーー。