弟にしないで。


「桃奈さんさっき着ていいって俺がいったんだから大丈夫です。」

でも、、、

周りを見ると女子の視線。

やっぱりれいちゃんが格好いいだけじゃなくて、

あの女誰!!って視線も込み込みだったんだ。

ど、どうしよう。

私もきっとはるちゃんが見知らぬ女子にカーディガン貸して2人で歩いてたら嫉妬する。

固まってたら、れいちゃんが、

「さっきまで、れいちゃんの彼女コーデってふざけてたのに。」

って嬉しそうに笑う。

それどころじゃ…って思ってた時に、

れいちゃんの胸元に目がいく。

あ、れいちゃんも私のネクタイつけてるんだった…

「れいちゃん、やっぱりネクタイ…」

「桃奈さん、どのゲームします?」

…。

かえる気ないな…。

…皆さんごめんなさい!

こうなったら今日だけれいちゃんを独占させてください!

開き直った私はいつも通り。