さぁ、そろそろ私たちは話し合いしないとだし、

はるちゃん達は勉強しないと!

お開きお開きーと思って立ち上がろうとすると、

下から腕を引かれて、

その勢いですこし前屈みになりながらまた座り込む。

顔を上げると腕を引いたのはれいちゃんで、

目の前に座ってたれいちゃんと少し距離が近くなる。

ん?何?

って意味を込めて、

首を傾げると、

「っ…桃奈さんその顔あんましないで。」

…はぁ!?

「えぇー何それーそんなにみるに耐えないですかー」

なんて少し不貞腐れてしまう。

だって、普通にみたのにさ!

綾のヒーヒー笑う声が少し聞こえてきて、

はるちゃんのやれやれって声も聞こえてきて、

みんななんなのって思ってたら、

「そうじゃない…けど、そんな簡単にそんな顔しないで。」

えぇー

「意味わかんない…というか、どうしたの?飲み物いる?」

「はぁ、そうじゃなくて、桃奈さんはいつものままでいいですって返したかっただけ…」

なにさその少し呆れたため息!



なにさ、その少し照れた顔。

れいちゃん、可愛い。ずるい。