で、ことの成り行きを簡単に他のメンバーに話して、

お互いに自己紹介タイム。

れいちゃんは丁寧に挨拶しつつも、

不服そう。

そんなに綾に家に来てることバレたくなかったのかな…

と少しショック。

綾は面白いもの見つけたと言わんばかりにご機嫌。

恭介が間でなんとか2人を宥めてるって感じ。

「というか、はるちゃんテスト休みなのに、勉強は大丈夫なの?」

私の一言にはるちゃんは肩を揺らして、

でも誇らしげに、

「玲司と勉強するから大丈夫。…たぶん。」

と最後は自信なさげに言う。

「へー!れいちゃん頭も良いんだね!はるちゃんをよろしくね?」

はい、約束ー!なんて、

小指を出せば、

しばらくしてから戸惑いながら、

指切りしてくれる。

「ぶはっ、やっぱり桃奈最高!あの玲司が!キャラが!」

と、酸欠になるくらい綾が笑って机をバンバン叩くのをみて、

本当に嫌そうに、綾をみるれいちゃん。

うちとは違った仲の良さだなぁ!

なんてニコニコしつつも、

「綾の前でれいちゃんに馴れ馴れしくしないように気をつけるね。」

とコソッと伝える。

だって、嫌そうだし!