「どこからみますか?」
「んー、どうしようか!れいちゃんほしいものある?」
なんで話ししながら、
色々な店をフラフラと回って行く。
服をお互い選んだり、
カフェでランチしたり、
甘いものを食べたり、
時間はあっという間に過ぎていって、
夕方くらいになるとれいちゃんは度々時計を見るようになって、
「どうかした?このあと予定ある?」
声をかけると、
「少し…行きたいところあるんですけどいいですか?」
「いいよ!行こうよ!」
そう返すと、れいちゃんは私の手を握って、
歩き出す。
ついたのはショッピングセンターの横に併設されてる水族館。
「水族館…」
れいちゃんはいつのまにチケットを買っていたのかグングンと進んでいく。
「あっ、チケット代…」
「初デートだから払わせてください。」
「えっ、あ、ありがとう…」
エントランスを入って少しすると、
「わぁ…綺麗〜」
クラゲの展示。
期間限定の特別な展示みたいで幻想的な展示がされている。
「桃奈さん、水族館好きでクラゲのとこいつも見てるって遥から聞いて…連れてきたくて。」
恥ずかしそうにいうれいちゃんにすすっごくうれしくなって抱きつく。
「ありがとう。」
「うん…ゆっくりみてまわろ。」

