みんなでご飯を食べて、

解散する帰り際、

「桃奈さん、明日…」

れいちゃんが声をかけてくる。

そう、明日は唯一のれいちゃんのお休みで、

念願のデートだ。

「うん、楽しみにしてるね!」

そう返すとれいちゃんは少し安心した顔を見せて、笑顔を見せて帰る。

「姉ちゃん、よかったね、色々。」

「うん、はるちゃんありがとう。」

はるちゃんにそう返して、

2人で片付けを始める。

明日は何を着て行こうかな。

そうやって考えるだけで楽しい。

大きな決心をしてくれた茉由ちゃんの分も、

私がれいちゃんを大切にしないと!

本当にたくさんの人に支えられてるなぁ

嬉しい。

ニヤニヤしてたら、

「玲司に明日襲われないようにね。」

なんてふざけ半分ヤキモチ半分なはるちゃんの声が聞こえて、

「ええ!」

と、顔を赤くしながらも、

可愛いはるちゃんをヨシヨシする。

今、私幸せだなぁ。