「今日桃奈もバイトないし、桃奈んちで、集まろう。」

放課後そんな話になって、

みんながうちに来ることに。

まぁよくあることだし、気にせずにみんなと家に帰る。

あれ、はるちゃん今日部活なかったのかな?

玄関には2つの大きいローファー。

「はるちゃーん?れいちゃんもきてるの?」

「お邪魔しまーす」

私に続いてみんなゾロゾロと部屋に入っていくと、

「あ、姉ちゃんおかえり!今日からテスト休みで部活なかった!」

って言いながら、ゲームしてる隣には同じくゲームしてるれいちゃん。

「桃奈さん、お邪魔してます。」

「やっぱりれいちゃんもいたんだね!おかえり!」

私ははるちゃんの頭をわしゃわしゃして、

れいちゃんの頭もわしゃわしゃする。

「ちょ、桃奈さん。」

れいちゃんに手を取られて、

元の位置に戻される。

「もーツンデレだなぁ」

可愛い!

ともう一回今度は2人の間に座ろうとしたら、

「玲司、やっぱりあんただったんだ。
れいちゃん♡」

綾の言葉に、

れいちゃんがゆっくり、

私の来た方向をみて、固まる。

「…なんで、最悪…。姉貴なんでいんの。」

え。

ええ!