「えー、姉ちゃんもやろうよー」
と遥が私の背中を押して、
座らせる。
あ、有り難いけどね、
チラッとある人を見ると、
不機嫌そう。
…そうだよね、茉由ちゃんからすると気に入らないよね。
茉由ちゃんは、れいちゃんの腕を掴んでずっと横に座ってる。
れいちゃんも幼なじみでお馴染みのことなのか注意はするものの、無理やり剥がしたり、拒否はしていない。
うーん…
やっぱりれいちゃんはモテるんだなぁ
茉由ちゃんに抱きつかれても気にならないってことは女の子にも慣れてるんだろうなぁ…
少しモヤッとして、
「誘ってくれてありがとう!でもやらないといけない作業だから大丈夫だよ!」
といって、部屋に戻る。
部屋に戻って結局渡せず仕舞いだったラッピングされた袋を机の引き出しに戻す。
いらないか…

