三人で鍋を囲んで、
学校の話をしたりする。
お姉さんはどうも俺の姉の綾と同じ年らしい。
一つ上か…
ご飯をご馳走になって、
片付けを手伝っていると、
お姉さんが笑う。
「なんかうれしいなぁ~はるちゃんが萌愛ちゃん以外つれてくるの初めてだからさ~」
萌愛と言えば…あぁ、横山か。
遥の幼馴染でよく俺らとも一緒に行動している。
バスケ部でもマネージャーだし…
「お姉さんは、ほんといい姉ですね、うちの姉にも見習ってほしいです…」
「ふふふ、れいちゃん、お姉ちゃんって呼んでもいいんだよ?」
とニヤニヤしながら見上げてくる。
なんかほんとこの人ってこういう人なんだろうなと思う。
距離も近いし。
「えー、玲司が姉ちゃんって言ってんの想像できね~」
片付けを終えて冷凍庫をあさってアイスを探しながら遥が言う。
「…妬くなって、遥。」
肩に手を置くとそんなんじゃねえ~と言いながら、
遥がリビングの方に行く。