あとがき

 今回は高校生から休職までを書かせていただきました。幸せな生活と、社会人として働く難しさを感じさせられました。
 休職という事実は、しっかりと反省しなければと日々思っています。特に、幼稚園に置いていくようにしてしまった子どもたちには、謝罪もできませんでした。謝罪に行ってもご迷惑をおかけするだけだと分かりきっています。なので、これは私が背負っていきます。同じことはもう繰り返しません。
 だけど、もし、伝えられるなら、ごめんなさい。勝手に、何も言わずに消えてごめんなさい。
 私のわがままな懺悔ですね。


 今は仕事のことではなく、休職期間にはいってから家庭や自己についての歪みや傷に気付き、不安定な日々を送っています。でも、この続月並み物語集を執筆しようと思うくらいには行動できるようになりました。
 支えてくれている皆さんには沢山の感謝でいっぱいです。その感謝を、私はいつか形にして返せるのでしょうか。返せるように、生きていきたいです。
 

 それでは、またどこかで。
 最後に、私の心を支えている言葉で終わりましょう。

 「空は今日も続いていく。同じように生きていれば人生は続くものだ」



 野原 香