‐「また、やっちゃったの?」
あきれた声で、凛月(りつき)が言う。
粋香(すいか)の左手首には、包帯が巻かれている。
「うん…、ごめんなさい」
粋香は凛月に謝る。
「咲凛(えみり)ちゃんからメールがあったから慌てて帰って来たけど、ほんとびっくりしたよ。
床は血まみれだし、咲凛ちゃんは固まってるし…」
「ごめんなさい…」
「すいちゃんには言わないでおこうと思っていた事だけど、咲凛ちゃんのお父さん、逮捕されたよ」
「え!?なんで?!」
「奥さんを殺したから…。
数日前、帰って来たところを刃物で滅多刺しにして、ベランダに放置していたらしい…」
「…ねぇ、りっちゃん。
咲凛ちゃんをうちで引き取れないかな…?
お母さんからもお父さんからも愛されてなかったなんて可哀想だよ」
粋香は、目に涙を溜めて凛月を見た。
粋香の言葉に、微かに凛月は頷いた‐。
あきれた声で、凛月(りつき)が言う。
粋香(すいか)の左手首には、包帯が巻かれている。
「うん…、ごめんなさい」
粋香は凛月に謝る。
「咲凛(えみり)ちゃんからメールがあったから慌てて帰って来たけど、ほんとびっくりしたよ。
床は血まみれだし、咲凛ちゃんは固まってるし…」
「ごめんなさい…」
「すいちゃんには言わないでおこうと思っていた事だけど、咲凛ちゃんのお父さん、逮捕されたよ」
「え!?なんで?!」
「奥さんを殺したから…。
数日前、帰って来たところを刃物で滅多刺しにして、ベランダに放置していたらしい…」
「…ねぇ、りっちゃん。
咲凛ちゃんをうちで引き取れないかな…?
お母さんからもお父さんからも愛されてなかったなんて可哀想だよ」
粋香は、目に涙を溜めて凛月を見た。
粋香の言葉に、微かに凛月は頷いた‐。