未希が浴室から出てくると、

「どーだった?」

日花里が聞いてきた。

「『俺も未希が好きだよ』って言って貰えて、キスした!」

「じゃあ、付き合ったの?」

「え…、わからない」

「わからないって…」

あきれている日花里に、

「付き合うよ」

浴室から夏向が出て来て、未希を見た。

「嬉しい…!」

未希は嬉しそうに笑った‐。