「…するんでしょ?」

日花里がもう一度言うと、未希は遠慮がちに頷いた。

「わ、わかったよ。
言ってくる!」

未希はそう言うと、浴室を控えめにノックした。

「か、夏向、話があるんだけど…」

「え、今!?」

「今」

「わかった、ちょっと待って」

しばらくして、体にバスタオルを巻いた夏向が顔を出した。

「どした?」

ニヤニヤと笑っている、日花里から逃げるように、2人は浴室に入った。

「ちょっ///
意外に大胆だな、未希は」

夏向は笑っている。

「あの…あのね、わたし、夏向が好き!」

「俺も未希が好きだよ」

2人はそのままキスをした‐。