・:*+.私を愛して 。.:*・どんな形でもいいからと望んだ昔の私へ

「もしかして本当は嫌だった?」

先輩がそう言って少し傷ついたような顔をした。

それを見て、私は慌てて訂正した。

「違います。
そうじゃなくて、いつか、先輩は他の人のところに行ってしまうのかなって。不安になって。」


自分の心と、少しずれているような気がした。でも、私は続けて言葉を重ねる。

「先輩との関係が終わってしまうのが嫌で。」

自分の言葉に違和感が増していく。