ハルの贈り物



「じゃあ、あれだな。俺とマネージャーが出会ったのも運命って訳だ。」


あの日。

私があそこに居なければ…

春輝さんがあそこで走っていなければ…

私が桜を見ていなければ…

あの時風が吹かなければ…

私がリボンを追いかけていれば…

春輝さんがリボンをとってくれていなければ…


私達は出会うことがなかったかもしれない。


その一瞬の一つ一つの選択、そして決断。

その中の何か一つが欠けても、その出会いが生まれることはなかった。


そう思うと、人との出会いはかけがえのない運命だ。