6月の空は、雨模様。

桜の緑色の葉から滴る雨粒は、きらきらと輝きながら、地面にできた大きな水たまりへと落ちていく。

しとしとと降る雨は、今日も止むことを知らない。


「また雨だな〜。」


「そうですね。早く止んだらいいのに。」


「俺の走る姿見たいもんな〜。」


「……まずは、その口をどうにかしたいですけどね… 。」


「ははは!マネージャーはブレねぇな〜。」


この男は、今日も変わらず……

こんなんだ……。


もう、扱いにも慣れてきたけれど。