ハルの贈り物



「よーーし!そしたら、みんな位置につけ〜。スタートは…、桜木!頼んだぞ!」


そう言って先生が私に差し出したのは、スターターピストル。

意外と本格的だな。


「桜木。_______________。」



その時、耳元で囁かれた先生の言葉の意味を理解するのは、もう少し先のこと…。



こうして、私達1年生にとって、初めての紅白戦が幕を開けた。


「位置について。よーーーい………」


『パァーン。』


私が引き金をひいた、ピストルの音と共に。