わんこラブ!!

そう言い、佳菜子が取り出したのはドッグダンスのチラシだった。



「ドックダンスで勝負!?」

夕食をみんなで食べている時、真里は隆也を賭けていること以外は全てを話した。当然スタッフたちや隆也は驚く。

「ドックダンスなんてここに経験者はいないよね」

隆也がそう言い、みんな申し訳なさそうに頷く。真里は拳を作り言った。

「あたし、どうしても勝負したいんです。きちんと勉強して臨みます。もう澤村さんから逃げたくないんです!」

この勝負に挑まなければ、隆也や自分自身という大切な存在を失うことになると真里は思ったのだ。自分を成長させたい、隆也に想いを伝えたい、その思いが真里の心を動かしている。

「真里」

話を聞いていた叔母が静かに言う。真里は緊張しながら叔母を見つめた。

「ドッグダンスは犬と一緒に踊るスポーツ。人と踊るものではないから練習は大変なものになるかもしれない。それでも頑張れる?」