「西崎のイメージと違すぎて…」
「でしょ。で、別居の原因が双子達の将来の事で…まぁ医者になるかならないかっていう。それで元々喧嘩が多かったのもあって、一旦別居しようって事になっていたんだけど………別居中に起きた事だから母方のおじいちゃんが、孫を育てるって言って、院長もそれに了承して…」
「院長は医者になれって言ってたんですか?」
僕は首を横に振った。
「海都君のお母さんも医者でね。元々病弱な上に、過労で身体を壊して、それでも続けていて。
それを見かねた院長が、息子…海都君の方ね。海都君には医者になって欲しくないって。
でも海都君は医者になる為に必死に勉強していたから、お母さんは子供の将来は子供に任せるべきって。だから院長は医者の仕事を続けることに今も反対しているんだよ」
「そうだったんですね」
「で、海都君は去年まで小児科で働いていたんだけど、1年を通して何回か倒れちゃって……」
「それで心療内科に飛ばされたんですか?」
「うん」
