物置科の日常



シャッ

「あれ?西崎先生?」


仕切りのカーテンが開いて、看護師の橋本

さんがビックリした顔で見ている。



「あー、ケホケホッ亮君と話したり絵本読んだりしてました」



「先生の事さっき新島先生が探してましたよ」



「新島先生が?ッなんでだろ?ケホッなんかあったのかな?」



「なんか個人的な話だって」



「分かった、ありがとう。それじゃあ亮君またね」



「先生ばいばい」


手を振りながら、病室を出て一旦仮眠室に

向かった。