読んで欲しいのかな? 「それじゃあ亮君、看護師さんが来るまでベッドで絵本でも読もうか」 「うん」 「深ーい森の奥の奥、とっても気弱な魔女が住んでいました。その魔女は…………………………………………………………………………………おしまい」 「先生大丈夫?」 「ゴホッ、ケホケホッうんゴホゴホッ大丈夫」 少し頑張り過ぎた… 「それじゃあケホケホッ先生は戻るから」 「もう行っちゃうの?」 クイッと白衣の裾を握って、寂しそうな顔で 見つめられる。