物置科の日常




とぼとぼ歩いていると


「海都先生っ」


前から歩いてきたパジャマ姿の小さい男の子が僕の足にしがみついた。



「亮(りょう)君!!ケホッまだ病室にいないと行けないんじゃないの?」



「いいのー」

良くないんじゃないかなー……



「先生とお部屋戻ろっ?」



「うん」

抱っこして亮君の病室に行くと、他の子達はまだ眠っているのか物音1つしない。




ベッドにそっとおろしてあげると

亮君が枕元に置いてあった本を差し出した。