物置科の日常


「なにするんだよ!?」


郁人が聴診器を持っているから

何をされるかは分かっているけど、実の兄に聴診されるのは恥ずかしい。


「何って聴診」



「嫌だよ、僕元気だし」



「はいはい。それは俺が判断するから海都は軽く呼吸して」


ヒヤッと冷たい部分が肌に触れてビクッとすると


「あーごめんごめん」

手で温めてくれた。


「これでいい?」


ビクッとならなかったからコクコクと頷いた。


「はい吸ってー」



「スー…ハー」



「もう1回やって」


また?

「スー…ハー…」

なんか聞こえたのかな?

今の所苦しくも何ともないんだけど。