「……と………いと…海都!!」 はっ!! 目が覚めると 「ゴホゴホッ ケホッ ハァ…ヒュー…ヒュー…」 自分が発作を起こしていることに気づいた。 「大丈夫だから、俺がいるから。お前は何も悪くないからな」 あぁ。 またあの夢見てたんだ。 もう何度忘れたいと思ったことか。 忘れようとしても忘れられない。 「海都君、今薬入れたからもうすぐ楽になるよ」 持田先生…… そうだ。ここ病院だ。