「ハァッハァッ…スー…ゴホゴホッ」
止まらないか…
急いで応援をお願いして、他の人達が来るまで隣で背中をさすっていた。
骨折してなかったら、運べたのに……
涼宮君が無事運ばれると、屋上には僕1人。
さっき飛んだ吸入器回収しないと。
吸入器を見つけると、屋上をでた。
階段をゆっくり降りていると、段々苦しく
なってきた。
「ハァ……ケホッ、ハァ」
ゼェゼェと呼吸する度聞こえてくる。
久しぶりに沢山動いたからかな。
薬と水飲めばいいや。
適当な階で階段の扉を開けて、近くにあった自販機で水を買った。
「ケホケホッ…ゴクッ…ハァ」
薬と一緒に飲んで、少し息を整える。
よし。
残りの患者さん診に行くか。
時間30分位おしちゃったから急がないと。
エレベーターに乗って、ボタンを押した。
