夜―…





いつも通り自分の部屋で
音楽を聴きながら
勉強していた俺のところに



コンコン


「拓…入っていい??」




…彩音がきた…。


内心は超焦ってたけど
それを隠し平静をよそおう。


「どーぞ」



俺の返事とともに扉があき
彩音が顔をのぞかせる。



「あ、久しぶり…だね?」

「ああ、久しぶり。」



ドアを静かに閉めると
彩音は俯いたまま話し始めた。



「あ、あの…。」

「まぁ、とりあえず座れば??」


「え、あ…うん。」



彩音がベッドの上に腰かける。