いや、本当は気になるけど。





俺たちの横を通り過ぎていく
幸せそうな彩音を見てたら


なんか辛くなった。


あの笑顔が俺に向けられて
ないことが・・・


この前まで、彩音の幸せを願う
って思ってたのに・・
矛盾している。




「本当に平気なのか??」



「平気だって。」



「・・なら、いいんだけど。」



「ほら、購買いくぞ~・・・。」



「・・・おう。」






裕也の腕を引っ張って
俺は歩き出した。