抱かれたことで 私は 心まで 奪われてしまった。

強がっても 大人ぶっても

所詮 24才の女の子。


支店長が どういうつもりだったのか。

遊びだったのか 本気だったのか。


そんなことを 考える余裕もないまま

私は 支店長に 夢中になってしまった。



10才以上 年上で。

経験豊富な 大人の男性。


私が それまでに付き合った

同世代の彼とは 全てが 違う。



笑顔も キスも 抱き締めかたも…



初めての感覚に 私は 酔っていた。


自分は 特別な存在だと思った。

支店長にとって…


そう思わせるくらい 

支店長は 私に 歓びを与えた。